電動機がリフレッシュされるまで

電動機がリフレッシュされるまで

電動機のリフレッシュには通常のメンテナンスをはじめ、様々な工程があります。
お客様からお預りする電動機は1つ1つ状態が異なりますので、常に適切なメンテナンス方法を追求しています。
取り外しから機械加工やコイルの巻替、そして最終工程の取り付けまでを自社にて一貫施工することで、よりきめ細かいメンテナンスや短納期など、お客様のニーズに合わせて対応致します。

メンテナンスの流れ(一例)

①取り外し・受け取り

お客様の工場内にて据え付け状況を確認してから、解線・前芯確認・カップリング切り離しなどの作業を行います。どのような場所に設置されている電動機でも、適宜に取り外して自社工場に運びます。場合によっては、現地にてメンテナンスも行います。

②受け入れ検査

試運転や試験を行い、劣化の状態を分析・把握します。劣化には、長時間運転による熱や電流、ホコリや油などの環境や機械の摩擦など様々な原因があります。

③分解・診断

電動機を慎重に分解して内部を点検し、状態を診断します。現状は写真に記録して、必要に
応じては、お客様立ち合いのうえで現状確認して頂きます。

④ベアリング交換・絶縁処理
直.交流機巻替・機械加工

診断結果をもとに、その電動機に適切な整備を行います。主な整備には、ベアリング・部品交換、コイル巻替、機械加工、絶縁処理などがあります。

⑤組み立て
 

メンテナンスの済んだ電動機を組み立て直します。1つ1つの部品を確認しながら、慎重に丁寧に進め、外観は指定の塗装色に仕上げます。

⑥試験・検査
 

電動機を作動させて、適切な整備が行われていることを確認します。確実に性能が引き出されていることを厳密に判断します。

⑦納品・据え付け

お客様の工場へ運搬して、結線・芯出し・カップリング接続・現場試運転・振動測定まで対応します。

動画で見るメンテナンス

①機械加工

モーターの部品を調整する作業。性能や寿命を左右するため100分の1mm単位の精度と技術が要求されます。

②コイル巻替

電動機メンテナンスに必要不可欠な作業のひとつ。古いコイルを抜き取り、新たに作成したコイルと入れ替えます。

③真空加圧含浸

大きな圧力をかけて、モーターコイルの奥まで絶縁用ワニスを浸み込ませる装置。とくに大型コイルで活躍します。

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